【母乳の勉強は妊娠中に】母乳で躓かないためのポイント5点
この記事は、ミルク育児を否定するものではございません。母乳育児を勧めるものでもございません。
ミルク缶に「母乳は赤ちゃんにとって最良の栄養です」なんて書かないで欲しいですね。
赤ちゃんは生まれてすぐ当たり前に母乳を飲んでくれると思っていました…
しかし、一人目の息子は直接母乳を飲んでくれたのは生後3か月から。
それまでは搾乳&ミルクの混合でした。母乳は数時間おきにコンスタントに絞りださないと量がどんどん減ってしまってしまいます。直接飲んでくれたらどんなに楽だったか…
私が母乳育児を希望したのは以下の理由です
- 産後の体の回復が早まる。
- 経済的
- 哺乳瓶消毒の手間がない
- 母のダイエット
そんな私が母乳育児で躓かないポイントをまとめてみました。どなたかの参考になれば。
母乳育児で躓かないポイント
①母乳外来・助産院を探しておこう
産院に母乳外来があればいいけど、基本的には産後は1週間検診、1か月検診で通うのみとなります。基本的には母乳のフォローって無い場合が多い。
でも私のようなおっぱいが詰まりやすい人は近くにかかりつけが無いと不安です。
探してみると結構あるので調べておきましょう。産後1から調べるのは大変です。
私が通っていた産院は母乳外来を紹介してくれたけど、母乳育児にも色々な流派があるらしく先生同士が患者の前でバトルしてたw
②母乳に向かない食べ物をチェックしておこう
食べたものはそのまま母乳へと変換されると思っていた方がいいです。
控える食べ物って産院でも教えてくれるのですが、入院中は見事に生クリームたっぷりプリンとか、こってりシュークリームとか出てきました。連携とれてる?
- アルコール 言わずもがなです。
- カフェイン(コーヒー、紅茶、緑茶など)実際、飲んだ直後はあまり目がギラギラして寝付くまでに時間がかかった気がします。
- カレー 母乳の味が変わってしまうので母乳拒否されることも。
- お餅・団子・赤飯 血糖値が急激に上がり、おっぱいが詰まりやすくなります。 親の世代からすすめられるけど、「今は時代が違うのよ。」と断ってください。
- 揚げ物・洋菓子 脂肪分は母乳が詰まりやすくなります。
おっぱいは詰まると激痛。そして酷くなって発熱しました。自分で治す手段は無いので病院へ…授乳中お腹が空いたときはおにぎり&和食でしのごう。
③哺乳瓶は自分で考えて選ぼう
完母と決めていても、意に反して私のように躓く場合もあります。
1本は用意しておきましょう。お店に行けばずらっと並ぶ哺乳瓶。私は適当に選びましたこれが大失敗。
産院での哺乳瓶と、私が選んだ哺乳瓶、乳頭保護器、そして私のおっぱいで見事に乳頭混乱を起こしてしまい直接飲ませるまでに3か月間かかりました苦労しました。さらっと書いているけど毎日つらかったです。
私が産後3か月で桶谷式の母乳外来に通ったのですが、そこで進められたのがこの哺乳瓶です。ネット通販か、病院でしか買えません。
この哺乳瓶は、一般的に売られている哺乳瓶より赤ちゃんの哺乳力を必要とする為、おっぱいへの移行もスムーズにできるそうです。触るとわかるのですが乳首の部分はほかの商品より硬めになっています。
飲ませるときも、深く加えさせるのでよりおっぱいに近いと思います。
飲むのがやけに早いなあと思ったら飲み口の穴が避けていたことがありました。要注意です。
ちなみにミルクは一人目も二人目も一番母乳に近いという口コミのアイクレオにしていました。実際色は母乳と変わらないです。少し高いのがネック。今は液体ミルクなるものが!防災用にいいですね!
④母乳に関する本を読んでおこう
最強母乳外来 あらゆる悩みにお答えします! SOLANIN(ソラニン)
↑2人目の妊娠中に読んだ本の中で一番お気に入りです。助産師という立場から書かれていて中立的な印象でした。母乳育児したい母の気持ちに寄り添ってくれています。一人目妊娠中に読んでおけば良かった!
⑤おっぱいケアの必需品、用意しておこう
ランシノー・ピュアレーン・リペア二プル
どれもメーカーが違うだけで内容はほぼ同じです。
直接飲んでくれてもくわえ方が浅かったり、うまくポジションが取れていないと乳首の周りがヒリヒリしてきます。結構痛いですし、授乳はコンスタントに行うのでなかなか治らない。そんなときにランシノーもしくはピュアレーンを塗り、上からラップでパックをすると、治りが早いです。必需品です。
搾乳器は妊娠の時点ではいらないです。私のように搾乳器合わない方もいると思うので…必要になったらポチリでいいと思います。
【番外編】しゃもじ家、1人目息子が直接母乳を飲むまで
1人目息子はおっぱいを直接飲んでくれるまで3か月かかりました。搾乳&ミルクを大体1時間半おきにあげていたので、私の睡眠時間が1日でマックス3時間。
しかも搾乳って20分くらいはかかる。搾乳器で搾乳しても最後は手絞りになるから(私の場合)手間もかかる。そして哺乳瓶と搾乳器を洗って、泣く息子抱っこ…
ミルクも追加してあげていたのですが、ミルクの量の目安って本当にわからない。一日●●CCまでとか誰か教えて!とパニックになってました。
ミルクの缶の蓋に目安が書いてあるけど、すごく量多い気がしました。さっさと母乳外来行けばいいのにその時は、寝不足の為頭が回っておらず…
しかも私に追い打ちをかけたのが実家の親の言葉
「ミルク足りないんじゃない?ずっと泣いてるけど?」この言葉、産後の母には禁句。
そもそも泣いている時点で、ミルクが足りていないか、それとも別に理由があるのか誰よりも必死に考えている!
「泣き止むのならミルクあげたい、でも飲みすぎじゃない?母乳を飲んでもらいたいけど、この状態でトライしたら息子さらに泣きそう。泣いたらまた親から小言言われる。」みたいに鬱々としてました。
しかも親から「泣いてるよ!」ってよく言われたけど、聞こえてるし!シャワーの時も「泣いてるから早く出てよ」って毎度言われたけど、シャワーくらい一人にさせてよ。
そんな親の世代に読んでもらいたかったのがこの本。読んだけど、初心者向けに書いていて(物足りなく感じる人もいるかも)ささっと読める。薄いので、親には「読んでおいてください」って言いやすい。
結局3か月後に母乳外来に行き指導をしてもらって徐々に直接飲んでもらえるようになりました。完全にミルクをやめたのは離乳食始まる直前でした。哺乳瓶を処分したあの感動は忘れられない…
2人目の時は1人目息子の反省を生かし、退院後から完全母乳で過ごせました。
痩せはしなかったけどw、経済的で、洗い物、消毒の手間もなくなり、さっと授乳出来てとても楽でした。感動!食べ物も気を付けていたのでトラブルも全くなく先日卒乳し今に至ります。
どなたかの参考になれば。